こすもすのボドゲ日記

ポケモン以外の記事はこっちに書きます。

対戦ゲームの面白さを伝える順番

 囲碁将棋オセロとかのターン制の対戦ゲーム。ポケモン、レースフォーザギャラクシーみたいなターン制で運要素もある程度まじった対戦ゲーム。スマブラ、スプラトゥーン、格ゲーとかみたいにアクション要素も含んだ対戦ゲーム。サッカー、卓球みたいに自分の体を動かして対戦するスポーツ。全部対戦ゲームというくくり方ができて、共通する楽しさがある。

 

・対戦ゲームの面白さについて

 http://mtg-jp.com/reading/translated/002615/MTGの翻訳記事:ゲームに必要な10のこと)

この記事では目標、ルール、相互作用、逆転要素、勢い、驚き、戦略、楽しみ、世界観、運がMTGの魅力として説明されている。これらはMTGだけではなく対人戦要素のある人気ゲームなら殆どが共通して持っているものだ。好きな対戦ゲームがある人はまず確実にこれらに関連づけて自分の好きなゲームを語ることができるだろう。

 

対人戦のゲームは楽しい。自分がやってるゲームの楽しさはよく知ってる。まだ初めてない友達にも楽しさを伝えたい。じゃあ、自分の好きなゲームの魅力を他の人に伝えるにはどうしたらいいんだろう。

 

・3つの段階

対戦ゲームに夢中になるまでには3つのステージがあると思う。

[0].ほぼ知らない状態。

[1].興味を持つ。

[2].実際にやってみる。楽しいと感じる。

[3].勝つこと、自分が上達することに嵌って対戦を続ける

 

この順番で導入するのが大切だ。知らないゲーム、興味のないゲームに手はつけない。 やったことないゲームに対していきなり準備を整えてガチ勢の間につっこんでいこうなんて思わない。

 

 

・それぞれの段階への導き方

[1]興味をもつ。

相手をこの状態にするためにはどうするか。言葉での説得はあまり効果がない。そのゲームを楽しんでプレイしている姿を見せるのが効果的だ。

 

私は別のゲームをやっていて上達できないつまらないと発言している人に対して、自分の好きなゲームの魅力を説明して引きこめないかと思って試したことがある。これは全くダメだった。うざいと思われただけだった。その人は今やってるゲームの上達法を求めてるだけだし他のゲームのことなんてどうでもいい。

 

私は少し前までポケモン対戦しかやっていなかったけど、ポケモン勢としてフォローしている自分のフォロワーがよくやっている将棋アプリの棋譜や対局考察の連投を見て、また別の人が将棋の初心者向けの記事を書いているのを読んで、また別の人が将棋を始めたいと言っているのを見て自分も将棋に興味をもった。自分自身は直接薦められていなくても、楽しんでいる人が身近にいると自分も興味をもってしまう。この相手が自分の場合はフォロワーだったけど、友達だったり両親だったりする場合もあるだろう。

要点

・ゲームを楽しんでいる趣旨の発言をたくさん見せる+対戦画面を見せる (漫画、アニメや実況動画が媒体でもいいかもしれない)

・同時期に興味をもちはじめる人

・対戦の理解を助けてくれる初心者向け解説記事

 

言葉での説得はあまり効果がないと言いながら言葉で説明する場合のポイントについても言及してみる。

他の対人ゲームに嵌っている人に別のゲームの魅力を伝える場合は「上級者同士の読み合いが熱い」なんてことはどの対戦ゲームにでも言えることだから大したポイントじゃない。その読みあいの場面に至るまでの前提になってるゲームの世界観だったりルールだったり運要素のバランスだったりプレイヤー層だったりゲームごとに異なる部分こそ説明するべきだ。

対人ゲームに嵌っていない人に対して、例えばポケモンをストーリークリアで満足しているような人に対してポケモンバトルの楽しさを教えるような場合だと読みあいの楽しさを語ってもいいのかもしれない。

 

[2].実際にやってみる。楽しいと感じる。

実際にプレイさせるにはどうするか。 興味を持っている状態の初心者を直接誘って対戦させればいい。上級者vs初心者の対戦になるのを避けたいなら、初心者を複数人誘って対戦させよう

 

新しいことにチャレンジするのには勇気が要る。いつかやってみたいと思っている人の「いつか」は待っていても来ないし、興味もってそうな発言をした人をこっちから名指しで誘ってもいいのかもしれない。

実際に対戦するには対戦に必要なものを準備して基礎知識 を覚えてと、いろいろとコストがかかる。教える側としては大した準備は要らないし初心者は負けて当然だからまずやってみようと言うけど、初心者側はどうせやるなら初戦から勝って楽しみたいし勝つための準備を考えると余計にハードルがあがってみえる。

対戦ゲームで勝つために一番大事なことは負けたときにちゃんと反省してプレイングミスを修正して勝ちに近づいていくことだと思う。初戦は勝敗気にせずやって操作方法を確認して次からの勝率を上げる努力をするのが大切だと思う。けど、対戦ゲーム好きは負けず嫌いだし負け濃厚の勝負をやりたがらない人もいるのも事実。その初戦のハードルを下げる案として、初心者同士で対戦させる選択肢を提案する。

 

新参プレイヤー相手にやってはいけないこと

http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/003520/ (MTGの記事:計算って難しい)

 

[3].勝つこと、自分が上達することに嵌って対戦を続ける

プレイヤーをこの状態にするにはどうするか。対戦を実際に経験して楽しいまたやりたいと思った人に対して、実力の近い相手と自由に対戦できる環境、上達のための勉強ができる環境が提供できていればいい。

 

自分と同レベルの人といろんな戦術を試して択を仕掛け合い読みあいを楽しんだり、格上に挑戦してたまに運や相手のミスで勝ちを拾ったり自分の上達を感じたりする。対戦を楽しんで、次に勝つためにいろいろ準備する。これが対人ゲームの醍醐味だ。だから対戦ゲーム好きは、レーティング機能があって実力の近いもの同士がマッチングする環境があるゲームだったり、定期的に全国大会が開かれて勝ち上がった分だけ強い人と戦えたりするゲームを選ぶ。

 

中級者以上にとってはその同レベルの相手が同じようにある程度やりこんだ中級者以上の相手だ。じゃあ初心者にとっての同レベルの相手は?初心者にとってのそれは、同時期に初めた初心者や下手くそなライト層の相手だ。いくらレーティング機能があっても、全体の人数が少なすぎたりライト層や新規勢の数が少なすぎたりして実力差のあるマッチングが連続するようなゲームには人は集まらない。ライト層のプレイヤーを否定する自称上級者のプレイヤーは、その行為によって未来の新規参入者も減らしていると言える。

 

また、自分で反省できる中級者以上と違って何もわからない初心者には指導してくれる中級者以上のプレイヤーの存在も必要だ。自分より上のプレイヤーからアドバイスを貰うための環境が整備されているかどうかも対戦環境の発展に大きな影響がある。この点で、ツイッターがあるから人気になれたゲームというのもあるだろう。

 

・対戦前に構築の用意が必要なゲームの構築の選択についての話

 http://mtgoversears.com/post-88/MTGの記事:デッキ選択に潜む罠)

同じように対戦ゲームが好きな人の中にも

・勝つことが一番の目標の人

・自分の考えた構築で勝つことが目標の人

・自分の考えた戦術を使うのが目的の人

と種類があるのでその人の楽しみ方を否定しないようにしたい。

 

ポケモン対戦勢として新規勢を増やすための方法について

http://fonduekakuri.blog.fc2.com/ポケモンの記事:対戦ゲームに関するあれこれ)

この記事とだいたい同じ内容が書かれている